天久アスリートベースボールクラブ

　先週日曜のことを振り返って、キャプテンが野球ノートを提出しました。
それを読んで、感心、感動～
お母さんの了承を頂いたので、ご紹介しますね。


最近はピッチングも打撃も安定していいし、
守備でもファインプレー続出
絶好調だなあ、活躍してるなあ、と実感していたのですが、
やはりこんな気持ちの変化と、陰の努力があったんですね



「最近、バッターボックスに立つ前から、アウトになるイメージがありません。
バッターボックスに立つと、ボールがすごいくらいよく見えます。
（中略）
　最近は、野球がない日は５００回、重いバットで右３００、左２００でバットをふり、
野球の時は、２００回。１３０回左、右で７０回バットをふっています。
今はいい調子できてるので、この調子をいじして、とみしろパワーズとの大会
勝ちにいこうと思っています。
この大会を勝ちすすんで、チーム全員でちょうてん、優勝目指してがんばります。
なにもかもやめて学校もやめ、野球ひとすじで
いまは生きていきたいくらいのいい気分できてるので、いまの調子で勝ちすすんでいきます。」


　凄い意気込み！
自分がやりたくてやっていて、自信もついてきてるのが良く伺えます。

　また次のページには、お母さんに宛てた手紙もあり、
いつもサポートしてくれているお礼、感謝の気持ちが綴られていました。
普段は口に出さなくても、ちゃんと感じてるんですね。

　
　キャプテンという立場上、チーム全員をまとめられずにバラバラしてた時は、
キャプテンが怒られ役になってきました。
そんな役回りでも、メゲずに良くついてきてくれています。


　前回の試合で、R君がショートの守備で横っ飛びでボールをキャッチし、
一塁アウトにしたプレーに、監督はじ～んと感動したそうです。
アウトにしたことにではなく、以前からずっと言っていた、
‘自分がボールを捕るんだ、という気持ちが大切なんだぞ。’という意識が良く表れた
プレーだったから。
今までの苦労が吹っ飛んだ、と感じた瞬間だったそうです。
これが、子どもの指導の醍醐味ということでしょうか。

　子供は成長あるのみです。
私達がそれに勇気づけられ、励まされてる気がする今日この頃です。


　ただ、これを読んで、
‘ウチの子とは違うわ～。どうしてウチの子はこう出来ないのかしら！？’とは
思ってもらいたくないのです。
３０人以上の子を１年半見てきて、どの子も確実に、大いに成長しています。
他の子と比較したり、試合に出れる出れないで判断してほしくはないのです。

　まだ試合に出れてないT君も、
いつも練習後にはすぐ、‘監督、ブラシかけましょうか？’と自分から聞いてきて動いています。
いい所が沢山あります。
ファールボールに良く気がつき、全力で取りに走る子もいます。
技術うんぬんだけでなく、こういう小さな事が出来るいい面も育っています。

　我が子だけ見ていると、生活面などで
‘どうしてこうなの！？他の子はきちんとしてるのに・・・’と
近視眼的に見てしまいがちですが、
他のお子さんを見る機会に恵まれ、その子その子で違う、というのを実感しています。

　成長の幅も、やる気スイッチがいつ入るかも様々ですが、
長い目で見守っていきましょ～ね